大学講義レポート「エコについて」@関東学院大学様
関東学院大学様にて、エコに関する講義を担当させていただきました。
今回は神奈川県横浜市に本社を構えるリサイクル関連機械の輸入販売等を行う株式会社湘南貿易さん、
エコタクシーと呼ばれる自転車タクシーの運用を行う長谷部さんと一緒にそれぞれの視点から「エコ」についてをお話しさせていただきました。
Contents
リサイクル・アップサイクルの現状
上記の通り、今回はそれぞれ三つのパートに分かれて各社からお話をさせていただきました。
そしてまずはじめのパートでは、湘南貿易さんからリサイクル及びアップサイクルの現状、そして現在湘南貿易さんが課題に対してどのような取り組みを行っているかをお話しいただきました。湘南貿易さんは本社を横浜に構え、ヨーロッパを中心とした海外から産業機械の輸入販売をメイン事業として行っていますが、日本の未来・地球の未来創造のため「湘南エコプロジェクト」という名のプラスチックのリサイクル活動にも力を入れられています。最近ではマニュアル式インジェクション装置という機械を用いて、プラスチックのアップサイクルワークショップをあらゆるイベントや学校さんで出展されており、弊社NAMIMATIもご一緒させていただいております。そのようなお話や、日本でのPETボトルリサイクル率の現状等をお話しいただき、学生さんも知り得なかった事実に驚きを見せている様子が伺えました。
観光×エコ
続いて2つ目のパートでは、エコタクシーと呼ばれる自転車タクシー「シクロポリタン」を運用していらっしゃる長谷部さんから、観光×エコについてのお話しをしていただきました。シクロポリタンとは、前述の通り環境にやさしい自転車タクシーのことで、シクロ (三輪車)+メトロポリタン (市民) の名前の通り、市民の新しい交通手段として、フランスで2003年から運行しています。横浜では2012年9月から、小さなお子様からお年寄りまで幅広い年齢の方々の気軽な移動手段としてご利用頂いています。
街中でレジャー気分が味わえ、街の空気や季節感を体感できる楽しい乗り物として移動や観光をさらに盛り上げているものとなります。そして今回は長谷部さんから、このシクロポリタンの話から観光で実現できるエコとは何か、我々がどう関わって行けば良いのか、そんな具体性のあるお話をしていただき、学生さんが行動に移しやすいよう日常の意識に働きかけられるような講義を展開されていました。
エコ×Z世代
そしていよいよ最終パートである我々NAMIMATIからは、”エコ”に対してZ世代がどう向き合っていくべきか、実際にNAMIMATIがどう取り組みを行ってきたか、近い世代の私たちから伝えることでより身近に感じてもらえるようお話をさせていただきました。例のごとくまずは視覚から関心を持っていただくため映像を観ていただき、教室の空気をひとつにするところからはじめました。そこからは弊社代表の齋藤から、これまでNAMIMATIが大切にしてきた価値観やZ世代ならではであるSNSを使ったエコへの取り組みをメインに伝えさせていただきました。本講義はエコに対して関心がある生徒さんたちが対象であったため、それを踏まえて自身の取り組みをどう周りに伝えていくか、どう工夫したら周りからも関心をかうことができるか、そんなところを我々が駆使しているSNSと掛け合わせながら次の世代へと伝えることができたかと思います。
まとめ
今回はエコや環境問題に関心のある学生さんが対象でありましたが、こういった学校さんでの授業をさせていただく中で毎度感じること、それは確実にこういった問題へ関心を寄せる次世代が増えてきていることです。NAMIMATIをはじめた当初は「何それ?」「意識高いね」と流されてしまっていた私たちの話が、明らか以前よりも受け入れられるようになってきていることを今回改めて実感しました。私たちは少しでも多くの方に環境社課題に触れていただくため、強い発信をしたり何かを強制するような働きかけは一切行いません。今回もマイナスな現状を伝えたりするのではなく、皆さんに新たな選択肢を知ってもらい、あくまで今後の行動を決めるのはそれぞれ自分自身に委ねる形で想いを伝えています。人間は人から強制されたものよりも、自らの内から湧き出てきた感情からの方が行動に移しやすい生き物です。そんな内からの志を育む授業、もしうちの学校でも!というところがございましたらお気軽にご連絡ください!
【その他授業事例】
SDGs授業~三浦学苑高等学校様~